マッチングアプリ徹底比較!アラサー女子のリアル体験談 第1回

恋愛・婚活

いまネットを使った出会いの定番となった「マッチングアプリ」。

無料でも使える「pairs」や「Tinder」、会員制の「ゼクシィ縁結び」など、様々な形態のアプリが登場しています。

この記事では、アプリを使いまくったライター本人が、それぞれのアプリの特徴、使い方、そして出会った男性との珍エピソードをご紹介していきます!

マッチングアプリを使ったことがある方も、気にはなるけど使うのはちょっと…という方にも、ご参考になれば幸いです。

また、全然いい出会いがないとお嘆きの方にも、こんなしょうもない出会いがあるんだと、笑い飛ばしていただければ本望です!

(あくまでライター個人の当時の経験ですので、仕様など現在とは細かい点が異なっている可能性がございます)

「マッチングアプリ」ってどんなものがあるの?

一口にマッチングアプリといっても、先ほど述べたようにいろいろな仕様があり、また利用者の層も多様です。

ここではいくつか代表的なマッチングアプリを、ライターの独断でご紹介します。

正統派マッチングアプリ

会員登録をして、相手を検索し、マッチした相手とメッセージをやりとりする、というサービスが一般的です。登録が無料で、有料会員になればより便利な機能が使える場合や、男女とも最初から有料のものもあります。

「pairs」「タップル誕生」「with」「ゼクシィ縁結び」などが該当します。

出会い系マッチングアプリ

正統派アプリよりもより「簡単に」「即出会える」傾向にあるアプリです。アプリによっては性行為目的のユーザーが多いこともありますので、注意しましょう。

「Tinder」「CROSS ME」「poyboy」「ハッピーメール」が該当します。

プロデュース系マッチングアプリ

こちらはライターが勝手に命名させていただいたのですが、いわゆる「アプリ運営会社側が会う場所などを決めてくれる」アプリです。

「dine」「いきなりデート」などが該当します。

運営側がレストランの予約を入れるため、入会するのも審査が厳しいともいわれています。(特に男性側)

アプリはどうやって選べばいいの?

この他にも多数のマッチングアプリが出ていますが、初めて使う女性は正統派マッチングアプリをお勧めします。

どんなアプリでも、不快なメッセージなどが送られてくる可能性がゼロとは言いきれないのですが、「きちんとしたお付き合い」を謳っているサイトの方がそのリスクが低いです。

(ライターも初めて使ったアプリはpairsでした。)

また、会員制のサイトは男性側の方が金額が高く設定されていることが多いため、真剣度が高い方が多いというのも一つの目安になります。

また、Facebookと連携することによって、つながりがある人とのマッチングを排除してくれる機能もついているアプリも多いです。

「知人が登録していて見つけられたらどうしよう」という不安がある方は、この機能が一つの解決策になるでしょう。

では、実際にそれぞれのアプリの使い方を見ていきましょう。

アプリ紹介:Tinder

出会い系アプリの中でも「即出会える」イメージが強いのがTinderではないでしょうか。

はっきりと言ってしまえば、男女ともヤリモク(性行為が目的)の人は確かにいます。

ただ使ってみた実感としては、ヤリモクの人もいればそうではない人もいて、目的は結構人それぞれです。

外国の方の登録も多く、友だち作りもかねて外国語を教えてほしいとか異文化コミュニケーションしたいというユーザーもいます。

直感で相手を「好き」「なし」で選べる点も、使い勝手がいいです。

Tinderの使い方

登録は基本無料です。本名を入力する必要もありません。先ほど述べたFacebook連携で知人バレを伏せぐこともできます。

検索対象の性別や年齢、地域を入力すれば、マッチした人物の写真と簡単な情報が出てきて、気に入った人は右スワイプ、NGの場合は左スワイプという簡単な操作性が特徴です。

まさに「今日会える?」または「今日ヤれる?」という即時性と直結しています。

マッチングすればメッセージのやり取りが可能ですが、他のアプリよりもメッセージ機能を使うというユーザーは少なく、すぐにLINEのIDなどを交換して、そちらでやり取りする人が多いです。

アプリ内ではプロフィール画像のみで、メッセージでは画像の送受信が出来ないため、男性側から画像を求められることが多いのも一つです。

個人的には、あまり画像は送らない方がいいというのがライターの持論です)

Tinderの魅力:ユーザー

第1回がオススメした正統派ではなく、なぜいきなりTinderからご紹介するかというと「面白い人、ヤバい人が多いから」の1点に尽きます。

まずユーザーがバラエティに富んでいます。

検索対象を「男性」のみにして使っていたのですが、公務員の方もいれば大手企業勤務、アーティストや外国の方も多く登録しています

なんなら「海外出張に行ってて一時的に帰国しているから飲まない?」みたいな気軽い男性もいます。

当時一番多い職業は、ライターの体感ですが、「代表取締役」「CEO」でした。

「起業するのが楽な時代になったんだなぁ」と、ついのび太くんが「就職面接に全部落ちたから起業した」というエピソードを思い出して笑ってしまうくらい、とにかく会社代表が多かったです。

ただそれらはすべて「自称」であることを忘れてはいけません。

Tinderの魅力:手軽さ

先ほど述べた操作性に象徴されるように、マッチから出会いまでが比較的楽なのです。

ライターは、とにかく一刻も早く「お付き合い」ということがしたかったので(今思うとアホでした…)、長々とメッセージのやり取りをして、ぼろが出てしまうのに嫌気がさしてTinderを使い始めました。

そうすると大体の男性が「今日会える?」とか「近いから飲もうよ」という流れになってくるのです。

まず会ってみないと分からない、という一方で、肉体関係に持ち込まれるというリスクも含まれているのがTinderです。

「この人はヤリモクなのか、それとも継続して会ってくれる人なのか、1日だけの飲み友達がほしいのか」

Tinderを使っている間は、それを見極める修行のような日々でした…同世代の友達が結婚とか出産とかしてるのに、何やってんだよ!

とにかく、Tinderは「出会える男性が面白い率」ではトップクラスをつけたいです。

ただ、この「面白い」というのは、話していて楽しい男性という意味ではなく、「何かわけのわからない出来事に巻き込まれた」という意味合いでの面白さです。

Tinderでは、バラエティ番組のひな壇で芸人さんが話してくれるような出来事がいくつも生まれました。

ということで今回は、私が初めてTinderで出会った男性についてお話しします。

これはみなさまの反面教師として、ご参考にしていただければ幸いです。

Tinderで出会った男その1 ~存在しなかった男~

当時ライターは結構な大企業に勤務しており、同じフロアにすごく好きな男性がいました。

しかし部署間での交流が全くなく、話しかけようにもきっかけがないため、ただ悶々とする日々を送っていました。

そんな時、その人への思いを少しでも別方向へ減らせればと始めたのがTinderでした。

無料登録して、男性の写真をスワイプするのですが、プロフィールが書かれている場合はそれも読むようにしていました。

ある時、偶然私と同じ会社の男性が出てきました。大企業ではありますが、いまいち認知度が低い会社なので、「なぜ載せているんだろう」と思いました。

例えば「大和証券」とか「電通」とかなら普通の女性でも大企業だとアピールできますが、その会社名を出してもピンとこない女性の方が多い気がしたのです。

しかしプロフィール画像に載っているごはんの写真は明らかに会社近くの有名店のものだったので、信憑性はありました。

「大手金融」とかざっくり書いている人もいる一方、ちょっと不思議だなと思いながらも、「もしかしてこの人、今私が好きな人との繋がりがあるかもしれない!」というわずかな希望をもとに右スワイプ。即マッチング、その日の夜に会うことに。

いわゆる塩顔というタイプなのでしょうか。すごくハンサムというわけではないですが、清潔感があって、身軽な感じで、直観的に「あ、女慣れしてるな」という印象を受けました。

「マーガレットハウエルのシャツを20着以上持ってる」という言葉に、「こいつはヤバそうだ」と思ったのを覚えています。

最初私は彼と同じ会社であることを黙っていましたが、1件目のお店で誕生日やペットの話などをしながらも、お酒が入るにつれ既に彼は私へのボディタッチを繰り返してきていました。

「これはホテルに行くのだろうな」と思い、お店を出たところで同じ会社であることを告げました。

すると彼は意に介することなく、自分の仕事内容を話し始めました。

自分がプロジェクトリーダーになってそれがめでたく終わって、上司が彼を激励するために銀座の高級クラブに連れて行ってくれたけど全然楽しくなかった話や、会社のフロアが分かりづらい話など。

内部にいなければ分からないようなことだったので、この人は本当にうちの会社の人なんだなと納得しました。

最初カラオケに行って手早く済ませたかったようなのですが、私はカラオケボックスでそういうことをするのが嫌だったので(なんか汚い感じがするし落ち着かない)、彼は私の最寄り駅の沿線にあるホテル街にタクシーで移動しようと言いました。

ホテル街と都内の電車が即リンクしているあたりも「慣れているな」と感じさせられ、この人はもう絶対ヤリモクだから、仕事上の情報を聞き出して好きな人とのコネがあるかを確認しようという風に頭を切り替えました。

タクシーに乗ってしばらくすると、会社の新しいオフィスの近くを通りかかりました。ちょうどその頃オフィスが増えて、私がいるオフィスは旧オフィス、彼の部署は新オフィスに移動したのでした。

「新オフィス、きれいですけどちょっと狭いですよね」と私が彼に合わせて話を振ろうとしたところ、「あー、ここ通ると仕事のこと思い出すからその話はやめよう」と言われました。

さっきまで仕事の話をしていたのにな、と思いながらも、ホテル街につきました。待っている間はめちゃくちゃボディタッチをしてきて甘えていたのですが、部屋に入って2回ほど済ませると、もう私のことには興味がなくなった淡白な対応になりました。

ホテルを出てさっさと駅のほうに歩く彼に「今何人と付き合ってるの?」と聞いたところ、「3人くらい」と返ってきました。

(こんな会話が平然と行われるのがTinderの世界でした……今思うと私もだいぶ狂っていました)

「そんなにいるのになぜ今日私と会ったの?」と聞くと「ほら、ハンバーグもとんかつもエビフライも食べたいじゃん」という、クソ男の常とう句が返って来ました

ま、しょうがないか、連絡先は交換したし、またの機会に同僚でも紹介してもらおう、と私はヤリチンに用を足されたという多少の敗北感を感じながら、帰宅しました。

その日が金曜日で、連休をはさんで、次に出社したのは火曜日でした。その日はちょうど1軒目のお店で聞いていた彼の誕生日だったので、「誕生日おめでとう、言ってた日にちが嘘じゃなければ笑」とLINEしてから出社しました。

業務の合間を縫って、社員名簿で彼の名前を調べることにしました。

しかし、彼から聞いていた名前はありませんでした。

あー、偽名を使われちゃったかー……まあ大企業だしオフィスも違うしな、と考えたところで、「そういえば、彼は旧オフィスの話しかしてなかった」ということに思い当りました。

もしかして…と思い、私は過去に在籍していた人の記録を当たりました。(たまたまそういう資料が見られる部署だったのです)

数年前の入社名簿に、彼の名前はありました。言ってた部署も住所も、誕生日もすべて同じ、中途入社で入ったといっていたのも事実でした。

彼が唯一嘘をついていたのは「会社に今でも在籍している」ということだけだったのです。

私はうすら寒い気持ちになりました。

彼の出身校を見ると、うちの会社の新卒では決して入れないようなところで、転職は彼にとって栄転だったのだということが分かります。面談の記録を見ると、彼が誠実な人物と評されています。

うちの会社の社員であったことは間違いないのですから、全社員が他の社員の在籍の有無を確認できるシステムがあるこことは知ってたはずです。

彼はなぜすぐバレる嘘をつき続けたのでしょうか。

呆然としていると、携帯にメッセージが来ました。彼からでした。

「本当に今日が誕生日だよ。ありがとう」

確かに、誕生日は嘘をついていませんでした。それは分かったけど!

そういえば、彼が私に会ってくれた理由は、LINEのアイコンにしている大切なペットが、私の名前と同じだからなのではないだろうか、とさえ思えてきました。

なんとなく怖くなって、私は彼の連絡先を消しました。

私が同じ会社だと言ってから会社の話をし出した点からも、一体彼は何をしたかったのか、彼がなぜ社員であり続けたかったのか、それは分からないままです。

ただ、彼が新しいオフィスができる前に退職しているであろうことと、ヤリチンであること、そしてもう二度と出会うことはないだろうことだけは、確かでした。

これがTinderでの初の出会いです。

第1回まとめ:Tinderは深い

様々なアプリを使った中でも、Tinderがこうした「意味の分からない出来事」に巻き込まれる率が一番高かったです。

「ヤリモクサイテー」「ダメな男に会いたくない」という方は避けた方が良いかと思われますが、私はこの「存在しなかった男」を皮切りに、Tinderにずぶずぶとのめりこんでいくのでした。

印象的な男性との出会いはまだまだありますので、また機会があればご紹介させていただきたいと思います。

読者のみなさまに於かれましては、どうかネット上での出会いに偏見を持たず、素敵なパートナーと出会えることを、願っております。

私みたいに、なっちゃダメですよ!

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