「大好きな人と一緒に暮らせる」ことになったら、ずっと一緒にいられるというドキドキとワクワクで、毎日が楽しくて幸せな気持ちになりますよね!ところで同棲するカップルのきっかけはどんなことなのでしょう?
某賃貸サイトが行った同棲カップルに行ったアンケートを見ると、1位が「もともと二人共一人暮らしをしていたから」で、「もともと男性が一人暮らしで女性は実家暮らしだった」が2位でした。よって、ルームシェアのような感覚がきっかけでした。
そして、同棲を決めた理由で最も多かったのが「結婚を見据えて」で次が「ただ一緒に暮したかった」でした。400人からとったアンケート中、225人が「結婚を見据えて」だったので、同棲は“結婚生活トライアル”という位置づけなのでしょう。
同棲しているカップルはなぜマンネリ化してしまうのか
どちらにしても同棲を決めた理由は、「好きな人」と暮すが基本ですよね。それなのに、実は同棲カップルは破局しやすいとも言われています。アンケートでも同棲したカップルの50%は別れたという調査結果が出ていました。
結婚前に「お試し同棲」をしたにも関わらず、破局してしまったカップルの理由は「金銭感覚の違い」「家事に非協力的」「態度の豹変」と、わかりやすいものですが、「ただ一緒にくらしたい」と思って始めたカップルは、どうして別れてしまうのでしょう?
最も多いのが同棲生活の「マンネリ化」が別れてしまう大きな理由でした。この「マンネリ化」は「代わり映えのない生活」が、ループしている状況のことです。パートナーと一緒にいる時間が長くなると、次のようなことが起きてきます。
①ドキドキ感が無くなる
“一緒に暮らしている”というある種の「安心感」から、気持ちにゆとりが出る反面「慣れ」が加速します。会えなかった時間が二人の距離を縮めていたのが、常に近くにいることで「ドキドキ感」が減っていくのです。
②会話が面倒くさくなる
パートナーの性格や行動パターンがわかってくると、勝手な解釈で「言わなくてもわかる」「いちいち話さない」という風に簡素化していきます。また、話しかけたり話しかけられても、聞き流してしまうようになってしまいます。
③身だしなみを気にしなくなる
家でダラダラ過ごすことが増えると、1日中パジャマのままだったり、服装や髪型、身だしなみにも気をかけなくなります。また、お出かけも近場ですませたり、出かけても手をつなぐことすら減ってきます。
④二人の時間を大切にしない、単独で行動する
デートがパターン化したり、パートナーが出不精になったりすると、一人で出かけたりすることが増え、相手もそのことが気にならなくなります。また、せっかく二人でいてもお互いが別のことをするなど、単独行動をするようになってしまいます。
⑤パートナーへの愛情表現や感謝、労いが薄れる
同棲する前はメールや電話で言えていた「大好き」とか「愛してるよ」と、いう愛情表現が無くなって、「ありがとう」や「おめでとう」すら気恥ずかしくなって言えなくなります。
しまいには一緒にいるのにパートナーの心身の変化にすら気がつかなくなってきます。
マンネリ化するとやってくる「倦怠期」の原因とは?
同棲中のマンネリ化を放置したままでいると、次にやってくるのが「倦怠期」と言われています。「倦怠期」とは、パートナーに対しての「飽き」や「慣れ」から、嫌悪に変化した状態にまで陥ることです。
「倦怠期」の原因はマンネリ化を打開せず、放置したままにした結果ということになります。「倦怠期」になってくるとそこからの脱却が難しくなるので、同棲カップルが『破局』してしまう大きな理由はこの時期に多いのです。
変化がないことへの不満が原因
人は「安定」を求めながらも、代わり映えのしない日常生活においては時々、変化や刺激を求めるものです。つまり、同棲生活の中に訪れたマンネリ化の時期に、何も変化が起こらないと、そこへの不満が募り「倦怠期」が訪れてしまうのです。
「マンネリ化」の時期は、不満はあるもののまだパートナーへの思いが離れたわけではない状態なので、愚痴を言いながらも日々を過ごしています。つまり「我慢している」わけです。もし、その状態が長くなれば不満だけが増幅してしまいます。
そうなるとパートナーの顔を見るだけでイライラしたり、感情も希薄になってくるので気持ちがふさぎ込んで、心身共に疲弊し全てのやる気が失せてしまうのです。嫌悪感から日常生活の何もかもが嫌になってしまうのが「倦怠期」です。
同棲していてもマンネリ化しないカップルの特徴とは?
とはいえ、同棲しているカップルの残り50%はマンネリ化せずに、あわよくば結婚へと繋げているのです。そんな、マンネリ化しないカップルの特徴はどういうものなのか?例をあげてみていきましょう。
お互いに期待しすぎないカップル
そもそも育ってきた環境の違う二人は「他人同士」です。好きな物や趣味は同じでも考え方にズレがあったり、家事などはお互いのやり方に違いがでてしまったり、知らなかった癖なども見えてきてしまいます。
「自分のやり方」を優先する人は、ダメ出しをしてばかりになりがちです。そうではなく「相手がしてくれたことだから」という気持ちがあれば、お互いに協調し合える関係でいられます。過度の期待を持たないとうまくいきます。
自身の理想を押し付けない
同棲のうまくいかないカップルは、自分の価値観や理想を押し付ける傾向があります。最初にも言いましたが、お互いそれまで暮してきた環境の違いがあります。よく話し合って、お互いを尊重しあいながら暮すとよいでしょう。
マンネリ化しないために取り入れたい対処法とは?
ただ、「マンネリ化」が進行すると『倦怠期』になり、最悪は破局になりかねないということをうけて、マンネリ化しないためにはどうしたらよいのか?その対処法をご紹介いたします。
スキンシップを欠かさない
洋画や海外ドラマを観ていると、外国人は日頃からカジュアルにスキンシップをしています。朝起きた時、出かける時、ケンカして謝る時、お礼をする時・・・必ず「チークキス」をしています。親しい間柄だとする「チークキス」は素敵な習慣ですね。
マンネリのない同棲カップルの特徴に「スキンシップ」を欠かさないとありました。
・おはようのキス
・いってらっしゃいのハグ
・外出する時は手をつなぐ
・一緒にお風呂に入る
などを日頃から習慣にしているということです。
すれ違いの時間を作らない
“スキンシップを欠かさない”カップルは出張などで留守にしない限り、必然的にすれ違いの時間を回避できます。どんなに遅く帰ってきて翌朝、眠くても、「おはようのキス」もしくは「いってらっしゃいのハグ」までに起きる努力をすればいいのです。
「仕事などの都合ですれ違いがちになる」というのをよく目にしますが、それを理由にするのはNGです。もし、そういう日が続いたら、休日などに充実した時間をつくる。お互いがそういう努力をしています。
1日1食は一緒に食事をする。と、決めた人は自分が先に食事をすませても、パートナーが食事をする時、一緒に食卓に座って会話をするようにしているといいます。
一人になれる部屋がある
マンネリのないカップルでも大なり小なりのケンカをしたり、仕事上のことでイライラしている時はあるでしょう。そんな時は誰でも「一人になりたい」ものです。つまり、ほどよい距離感のもてる環境が家の中にもあるとよいです。
同棲すると決めた時に、部屋選びはワンルームではなく、2DK以上が良いと言われています。寝室、リビング、ダイニングキッチンとセパレートになっていれば、一人でゆっくり考えたり落ち着く時間ができます。
マンネリも上手く乗り越えれば「長続きへの第一歩」
同棲する前は毎日イチャイチャ・ラブラブしている生活を思い描きがちですが、実際に始めてみるとその想像は打ち砕かれることが多いでしょう。しかし逆に「マンネリ」が必ずやってくるというものでもありません。
マンネリと聞くと悪いイメージばかりを思い浮かべてしまいがちですが、逆にお互いの理解が深まり、二人の関係が「安定」してきたとも言えます。もし「マンネリかな?」と、感じたら好きになった頃の気持ちを思い出し、対処法を参考にしてみてください。
そうすることが愛を一層深め、マンネリも上手く乗り越える「長続きへの第一歩」にしていけるのです。
コメント