自分のことなのにブレーキがきかない、彼のことは好きなのに一途にはなれない心理はとっても複雑です。
友達には「いいかげんにしなよ」と言われるけれど、満たされない気持ちが浮気という行動に出てしまうのでしょうか。
でも、結婚したわけではないしそこまで束縛されるのも腑に落ちない……きっとそんな思いも心のどこかにあるのかもしれません。
彼氏への不満があなたを浮気へと走らせる
どんなに好きでも彼に対する物足りなさ、不満はあるものです。不満があるからといって、みんなが浮気をするわけではないですよね。
浮気をしてしまうほどの不満というのは……その不満の解消を彼に求められない、結局はあなたが我慢をすることになるような不満です。
「好き」という感情だけではカバーしきれない不満は、あなたを浮気へと走らせてしまう原因のひとつとなるのでしょう。
セックスに不満がある
悪くはないけど良くもない……マンネリ化してくると小さな感動も得られないままになってしまいます。
好きだから生まれているスキンシップのはずがパターン化してくると義務的な感じに思えてきて、彼にこれ以上を望めないという一種の絶望感さえ感じます。
母親代わりみたい
初めは彼の奥さん気取りで身の回りの世話をすることが楽しかったけれど、彼の「それが当たり前」な態度が鼻についてきて不満が爆発!
自分のことが何一つできない彼が本性を現して、あなたはまるで母親代わりのように世話を焼くはめになってしまって……これはもうモヤモヤな気分です。
優等生な彼
みんなが羨む、この先結婚相手としても申し分のないほど非の打ち所のない彼なのに、浮気心がムズムズするあなた。彼の何が不満なのでしょう。
優等生の彼は間違いなく問題なしなのですが、オンナゴコロをくすぐるミステリーさに欠けているのです。
キケンとわかっているのにスリルある男の「危うさ」に惹かれるのはなぜでしょうか……。
何度も浮気をしてしまうメカニズムとは?
「浮気癖は一生治らない」または「浮気はビョーキ」なんてよく言われます。それはまんざら嘘ではないようです。
彼への不満とあなたの好奇心から刺激を求めて別の環境に身を置きたくなることはよくあることです。その身の置き場が「浮気」だったら、彼に嘘をつく必要が出てきますよね。
ひとつの嘘にはたくさんの嘘がもれなくついてきます。なぜなら、嘘を重ねなければつじつまが合わなくなってくるから……そして、浮気をやめたくないからです。
人間の脳のメカニズムは多くの嘘をつけばつくほど脳が鈍化して、罪悪感がなくなっていくという結果が科学的に出ているのです。
それに輪をかけて何度も繰り返す点はバレなかった成功体験から来るもので、バレた経験については「しくじった」という認識から「反省」の対象ではないのかもしれません。
浮気心を何とか抑え込むための緊急措置とは?
浮気をする前は「浮気はいけないこと」という心理が働いていますが、一旦その線を越えてしまうと「浮気をしてもいいんじゃないか」と錯覚していくのです。
それは長い人生の中の一部であることや、満たされない寂しさを埋めるためや、現実からの逃避であったりという理由をつけて自身の中で正当化されていきます。
簡単に浮気に走らないためにひと呼吸置いてやってみるべきことがいくつかあります。このいたずらまがいな「浮気」を抑える理性を働かせてみましょう。
リスクを考える
浮気癖があるというより、二股や三股をうまくやってのけている自分を自分でかっこいいと思っていませんか。
彼にバレずにうまくやっているうちはいいけれどバレたら最後、あなたを信用できなくなった彼とヨリを戻すのは至難の業です。
たとえそのとき彼が目をつぶってくれたとしても、彼の心の傷はあなたを許していません。怪しい行動にはすべて疑いのまなざしを向けられる結果になってしまいます。
嘘をついても平気で涼しい顔をしていたということがバレると、彼との破綻だけでなく周りの友人や他の男性からも警戒され、信用されなくなってしまいます。
そのリスクをよく考えてみましょう。うまくやるための嘘ひとつで失うものは想像以上に多いのです。
本気で彼を愛してみる
彼に本気で向き合ったことがありますか?何となく気に入ったから、かっこいいから、楽しいから、おもしろいから……そんな部分しか見ていないのではないでしょうか?
彼に夢中になって自分の愛情を彼に存分に注いでみるのです。まずあなたから彼に愛されたいという気持ちをぶつけてみてはどうでしょうか。
本気でぶつかってきたあなたを彼が受け止めてくれたら、あなたの気持ちを満たしてくれます。本気で向き合うと本物の愛を手に入れることができるでしょう。
専門家に相談してみる
あなたの浮気癖がどういうものなのか、どういった経緯からそうしてしまうのかを分析してアドバイスをしてくれるカウンセラーに相談してみましょう。
あなたの気づかない心の奥にその原因は秘められているかもしれません。
女性の浮気の多くは「依存心」に関係しているので、カウンセラーはその調整のお手伝いをしてくれることでしょう。
自分が根本的に変わるために必要な3つの方法
人の根本を変えることは不可能です。けれどもそれは本質的な部分のことであって、その人を取り巻く環境から生まれた部分については変われる可能性があります。
依存性から生まれる浮気性は持って生まれた性格も多少は関係しますが、環境による影響が大部分を占めます。
環境によって作られたものは、環境を変えることで変化することもあります。しかし依存性という性質を持った浮気癖はなかなか手強いので一筋縄ではいかないでしょう。
それに環境を変えると言ってもそう容易いものではありません。あなたの人生での転機となるかもしれないのです。環境の変化はそれほど影響力のあるものです。
物理的に浮気に走るのを阻止する環境を作るには、次の3つの方法しか残されていません。あなたがあなたを本気で変えたいと考えるのならぜひ実践すべきです。
①時間を別のことで埋める
新しい仕事に就いて忙しくするとか、何か趣味を始めて没頭するなど浮気相手と会っていた時間に別の用事を入れてしまいます。細かい時間管理をして隙間を作らないことです。
彼に会えない時間に持て余して浮気につながる行動に出てしまわないように、恋愛以外のことを充実させることで浮気を回避することができます。
しかしこの方法は完全に環境を変化させたわけではないので、誘惑に打ち勝つ強い意思も必要になってきます。
②住環境から変えてしまおう
どんな場合でも環境を変えたい、リセットしたいという時に一番有効な手段です。
職場が遠くなるなどお金や労力はかかりますが、シンプルで気分も変えやすいため無理せず自然に環境が変わります。
浮気相手と偶然でも出会わないようなところに引っ越すことで、心が揺れたり引きずられることのない環境が作れます。
住み慣れた街を離れて暮らすことは寂しいこともあると思いますが、きれいさっぱり前向きな気持ちで新生活を楽しむことに重きを置いてみましょう。
③類友からの脱却
「類は友を呼ぶ」とはその通りで、浮気をしている人の周りには浮気をしている人が多くいます。浮気を容認する人に囲まれているとますます罪悪感を感じなくなるものです。
浮気を推奨する人が多くいる環境下で「浮気はいけないこと!」と頑張ってみても話は合わないし、気まずくなるしで居心地が悪いに決まっています。
自分の目指す感覚に忠実になるには、浮気推奨派の人たちとのつきあいを断ち切ることも必要なのです。
本当に浮気をやめたいなら「決意」や「我慢」だけでは無理
浮気は軽い気持ちで始まることが多いので誰でも簡単にそういう状況に陥りやすいものです。
悪いことだとわかっていても心のスキマに風が吹いたらつい、誰にでもいいから寄っかかりたい衝動に駆られます。
でも、あなたの浮気がちょっとしたきっかけからであっても、後に広がる波紋はとても大きなものとなります。そして人を傷つけるのです。
本当に浮気をやめたいと考えているのなら「決意」や「我慢」は必要ありません。「決意」も「我慢」も浮気をしたい未練タラタラな気持ちですよね。
本当にやめたいなら「断ち切る」のが正解です。
先にも説明したように浮気は依存症という病気です。お酒やタバコと同じで目の前にあるとダラダラと手を出してしまうものです。
残念ながらお酒やタバコと違って相手が「人」なので目に触れないところに……ということは無理ですが、浮気をしやすい環境を断ち切ることは可能なのです。
あなたの行動が幸せになれる鍵を握っているのですよ。
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