誰もが経験したことがある「不毛の恋」。それが片思いです。
「その人のことが好きで好きで好きで仕方ない……、でも、その気持ちが一方通行で、いつまでもかないそうもない……。」
そんな行き場のないツラい恋心を持て余してしまったこと、ありませんか？
誰かを好きになることは、とてもすてきなこと。そして、好きな人がいるということは、とても幸せなことでもあります。
ただし、その恋心が、逆に自分を苦しめてしまうとしたら、それは、もうリセットした方がいいという合図。振り向いてもらえそうもない相手をいつまでも待ち続けるのは、もう終わりにしましょう。
不毛な片思いに振り回されるのはやめて、「あなたらしさ」を取り戻しませんか？
片思いの相手をどうしても諦められない心理とは？
では、好きな人を諦められないのは、どうしてなのでしょう。
「他にもっとすてきな人がいるよ」と言われても、その人以外を好きになることなどできない、と思い詰めてしまうのは、「愛」があるからだと錯覚してしまうから。
でも、実は、それは「愛」でもなんでもなく、相手に対する自分の「執着」に過ぎないことに気づいてください。
では、その執着心はどこから来るのでしょう。
それは、意外にも「その人は、自分にとってプラスになる人だから」という打算であることが多いのです。
ハイスペックな彼
誰もがうらやむ高学歴、高収入の彼。彼と付き合えば、誰もがうらやましがってくれそう、などと思ったことはありませんか。
彼といっしょにいれば、今よりも生活レベルが上がりそう、などという気持ちが少しでもあるなら、それはあなたの打算です。
この人を諦めてしまったら、もしかしたら、そんな人とは二度とめぐりあえないのではないか……。それが彼に対する執着心を生み出しているのかもしれませんね。
自分の理想通りの彼
顔やスタイル、マニアックなところで言うなら、声が好み、ということ、ありますよね。
「一目で恋に落ちた」パターンの彼に当てはまりそう。「好きだ」という直感をずっと引きずってしまうこと、それも執着ですね。
自分を支えてきてくれた彼
仕事や人間関係、いろいろな面で自分を支えてきてくれた彼に対しては、特別な気持ちが生まれてしまいますね。
「その人がいなくなったら、私はどうしたらいいのだろう」という不安が、「私には彼しかいない」という執着心につながっていきます。
このように、恋に打算が働き、その人が自分にとってプラスに作用すると判断した途端、人間はその恋に執着し、手放せなくなるのです。
その恋は脈なしかも？片思いをしても仕方ない相手の見極め方
一度好きになった相手を諦めるには、「ここぞ」というタイミングが必要。
自分で踏ん切りをつけるのは、なかなか難しいとしたら、ここは相手の出方に気持ちを委ねてみましょう。
「脈なし」のサインを見逃さないようにして、自分からその恋を手放す勇気を持ちましょう。
恋人や婚約者がいる
「好きになった人にたまたま恋人がいただけ」などというセリフはドラマや映画だけにすること！
出会ったときに、すでに恋人や婚約者がいる相手をわざわざ好きになる必要はありません。仮にそれを知らずに好きになったとしても、知ったタイミングで見切りをつけることが大切です。
略奪できるチャンスなんて、そうそうめぐっては来ないもの。恋人や婚約者がいるかどうかは、早めに確認して、もしいる場合は潔く諦めましょう。
なかなか連絡がつかない
思い切って連絡しても、電話がつながらない。そして、折り返しの連絡もない。
メールやラインをしても、なかなか返信が返ってこない……、それは、彼にとって、生活にあなたが占める割合が少ないということ。
なかなか来ない着信や返信をずっと待ち続けて、スマホばかり気にしているなんて、時間がもったいないと割り切りましょう。
お誘いをはぐらかされる
「飲みに行こう」、「遊びに行こう」とその場で盛り上がっても、なかなかお誘いが来ない、また、こちらから誘っても、うやむやになってしまうなら、それも彼からのNGのサイン。
「いつ、どこに行く」がなかなか具体的に決まらないようなら、彼の中で、あなたの優先順位が低い証拠。約束がいつまでも具体化しないようなら、すっきり諦めてしまいましょう。
相談相手にされる
彼から相談されるというのは、距離が近づいた気がしてうれしいものですが、あまりに弱音をはかれたり、相談の内容が多岐にわたったりするようなら、それは、彼にとってあなたが「よき相談相手」という友達ジャンルに分類されているからかもしれません。
いつの間にか、恋の相談までされていた、などということにならないように気を付けましょう。
新しい恋を始めるためにも片思いをうまく諦める方法5選
そうはいっても、一度好きになった人を諦めるのは、そう簡単なことではありません。
振り向いてもらえないこともつらいけれど、諦めることも、もちろんつらいものです。できるだけ、自分にダメージがないように、上手に諦めらるようにしたいものですね。
1.状況を客観的に見る努力をする
「恋は盲目」といいますが、誰かを好きになればなるほど、周りが見えなくなり、冷静さを失うことは良くあります。
その人が本当に自分にとって必要な存在なのか、そして、片思いを続けるというこの状況が自分にとって本当にプラスになっているのか、客観的に見るようにしましょう。
どう見ても劣勢な状況にある恋を続けて苦しむことは、あなたの本意ではないはずです。
2.仕事や趣味に没頭する
人間は、何か他に熱中できることがあれば、目の前の苦しいことやつらいことを忘れることができます。
「やらなければならないこと」、「やりたいこと」に集中し、自分を磨く努力をしましょう。仕事や、自分の好きなことに没頭できる時間を大切にすれば、きっと自然に彼のことを考える時間が減っていくはず！
3.新しいことに挑戦する
「やってみたい」と思っていたことに、思い切って挑戦してみるのもいいでしょう。
ヨガ、キックボクシング、ピアノ、料理……今まで、興味はあるけれど、始めるきっかけがなかったものにチャレンジしてみましょう。「一人の時間」を楽しみ、自分を磨くこともとても大切なことですね。
4.連絡を絶ち切る
「会いたい」、「声が聞きたい」、「話がしたい」、好きな人に対してそう思うのは自然なこと。逆に考えれば、それができなくなってしまう環境を作ることが、諦める近道です。
連絡先を削除するのは勇気がいりますが、そのくらいの強い気持ちで連絡を絶ちましょう。
5.新しい出会いを探す
不毛な恋を忘れるためには、新しい出会いを求めることも大切です。出会いの場に積極的に参加し、どんどん新しい人に出会う努力をしましょう。
はじめから好きな人に出会いたい、と思うのではなく、異性・同性にこだわらず、すてきな人に出会うことで自分を高めようと思うことが大切です。あなた自身が磨かれることによって、きっと、そう遠くないうちに新しい恋に出会えるはずです。
成就しない恋心をいつまでも持ち続けるのは時間のムダ
誰かを好きになる気持ちはすてきなことですが、その恋心に振り回されて自分を見失うのはもったいない！
「出会いは星の数だけある」という言葉がありますが、本当にその通り。かなわない恋に見切りをつけるのは、他の誰でもない、あなたなのです。
いつ振り向いてくれるかもわからない、もしかたら、待ち続けても振り向いてくれないかもしれない、そんな相手をいつまでも待ち続けるのは、あなた自身の時間をムダづかいしているのだと気づいてください。
成就しない恋は思い出に変えて、次の一歩を踏み出しましょう。きっと、今より、もっとすてきな毎日があなたを待っているはずです。
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